私は陶器好きです
豆皿から大きな大きなお皿(鉢)や土鍋まで♪
備前焼のように思い切り土を感じる器や、太く短い男性の手で成形されたような
ごつっと感のある器が大好きです(^^♪
ただ価値は全くわからず
好きかどうかだけなので、作家さんや窯の名前は全然覚えられませんが
パールヴァティを開店する時に、什器として自宅の大きな食器棚を寄付。
以来食器棚を持たないのは、片付けてしまうと使わなくなってしまうから。
いつも使いたいから出来る限り出しっぱなしでいたい。
いつか広い広ーーーーーい台所の壁に、板で棚をあちらこちらに打ち付けて土鍋や器を並べたい
段々と動くことが億劫になってきている今日この頃
使いやすさ&しまいやすさを考えればオープン棚が一番と夢見ています。
最近とある出来事があり、手持ちの器を大半処分しなければならない事態になってしまいまして
処分する器を眺めては、二度と持てないよな...
買えないし
と、処分を一日一日先延ばしにしておりました。
もともと全てが譲り受けたものなので、手放してももとに戻るだけと自分に言い聞かせ
泣く泣くお片付け
えっ
ちょっと待って
これだけしか残らないの
そうか...大量に器を譲り受けたものだから、それまで持っていた器はほとんど処分したんだ
あーーーーーーー
しょうがないよ...
少しづつ少しづつ、また自分の器を集めていけばいいさ
そんな葛藤の日々を送っていた時、続けてお土産に器を頂きました
出雲への旅行土産としていただいたのは、とても美しい
青い器
使うことをためらってしまうような深い青...
私が
青にとても惹かれていることを覚えてくださっていたのですね
コロンとした手のひらに収まる形も大好きです
そして沖縄旅行のお土産にいただいたのは、こちらも青
青のグラデーションが美しく、沖縄ならではらしい上品な唐草模様
つい表面を指でなぞりたくなるのは私のクセです
もうひとつ
沖縄の陶器は一輪挿し
お花を入れる口元は沖縄県の形をしているのだそうで、遊び心がありながらも...これってとても技術の高い焼き物じゃないだろうか
ドがつく素人の私が見てもそう思います。
絵付けも素敵すぎて♪お花がなくとも絵になる一輪挿しです。
最近の私の落胆を気にかけてくれた三人の方のお心
時間を使い・お金を使い・心を使い、人を思いやるそのお心が何よりもありがたくて
相手が今必要としていることに、自然に心を向けることのできる優しい人たち。
私はどうなのだろう...
誰かのためと思い行動したことが独り善がりにはなっていないだろうか...
お相手が本当に必要とされていることへの心配りができていたのだろうか。
押し付けて自己満足に浸っていたことはなかっただろうか...
いただいた器を眺めながらそんなことを思っています。
器と一緒に、目には見えない大切な宝物をにいただいたような気がします
『生きるというのは人に何かをもらうこと。
生きていくというのはそれをかえしていくこと。』
~by.坂本金八(金八先生)~