高知県立歴史民族資料館で開催中の【前田博史写真展】に行ってきました。
前田博史さんとの出会いは約5年前
その頃心身共にとても疲れていた私が
診察を待つ病院の長イスに腰をかけボーッとしている時
ふと目の前の壁に貼られた一枚のポスターに目が留まりました
青い空にキラキラ輝く海
くっきりとした水平線
今にも動きそうな白い波
そして「こころをほどく海を探しにきてください」という言葉
それは...天然写真家 前田博史写真展 【心海(しんかい)】
正直言うとその頃まで風景写真には全く興味が無かった私
風景は自分の目で見てこそ
だと思っていました
なのにその時目の前のポスターの【海】を見て何か心が騒いだというか...
とにかく行ってみたい見てみたいという思いにかられ行ってみることに
車で10分足らずなのに行ったこともなかった
歴史民俗資料館に行き写真展会場に一歩足を踏み入れ、目の前の大きな【海】の前に立ったときこらえきれない涙が突然あふれ
あわててハンカチを取り出しました。
その場に流れる波の音(BGM)と、静かでゆっくりとながれる時間を過ごし、帰り道はほんの少しだけ心が軽くなった
ような気がしたことを覚えています
それから半年後の写真展【然(山)】で初めて前田博史さんと言葉を交わしそれからのご縁が今に続いています
今では『生きる』ことへのアドバイス
やお説教
をしてくれ、私をはじめパールヴァティの大切なお友達です
人それぞれ・状況や年齢によって・心が揺さぶられるものは変化していきます。
迷いは時に行動することで思わぬ素晴らしい結果
をもたらしてくれることもあります
『ひとつの出来事・ひとつのご縁・すべて何かしら意味がある
後はどちらに進むかを決めるのは自分次第
いつか自然に帰る日がくるまで、穏やかに 心穏やかに
なすがまま あるがまま 流れに逆らわずに生きていこう』
前田博史さんの写真を見るとそんなことを思います
写真展は、南国市岡豊町「高知県立歴史民俗資料館」で9月19日(月・祝)まで開催中です
【心を澄ませる四国のブナ】
四国に住んでいながら今まで,改めて気づくことのなかった森の豊かさ
に驚き、感謝の念が湧き上がってくる
と同時に、幼い頃を思い出し懐かしさを憶える...そんな写真展です
コラボ展示をされている、
【陶芸 西村出さん】【ガラス工芸 岡崎壮さん】の作品も見応えあります
私は2年連続で【ガラス工芸 岡崎壮さん】のネックレスを衝動買い
してしまいました
ぜひ一度、前田博史さんが写真で伝える自然のメッセージを
耳を澄ませ聞いてみてください
然
如何なる時も奢らず
如何なるものにも媚びず
如何なる事にも嘆かない
風のような ただ風のような
そんな生き方で在る
~by.天然写真家 前田博史~